この大きな空に淡く景色を描けたら…小さな心、空に捧げて。
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闇空(やみそら)のカラス
2008-09-27 Sat 21:57
僕自身は真っ黒だから
昼間は嫌がられるし
例え夜、かっこよく飛んでいたって
誰にだって分かりやしない

下に街の夜景を見ながらいつも思う
僕も輝きを放てたらいいなぁ

…そんな希望を持ったって
所詮見えないんだけどね

またそう強く感じながら、
諦めてはいたけど
でも何かを伝えたくて
風も引き連れていくかのように
地の近くを飛んだ

草や花が少し揺れるのを見て
僕の跡を自身で見つめるかのような
そんな錯覚を起こさせた


でもある日…聞こえたんだよ

『あ、カラスが飛んでるよ。大きいねー』
っていう小さな女の子の声。

その後の女の子とお母さんは
『ほんとだーカラスだね』
『ねぇママ、私もカラスと飛びたい』
『そうね、空の中を飛ぶのは楽しそうね』
『あのカラスはどこに行くのかなぁ?』
『きっとお家に帰るんだよ』


暗くたって僕は確実に在るんだなって
嬉しくなりながら素直に家まで飛んだんだ

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